耳鳴りの原因で考えられる事

耳鳴りが起きる原因は複数存在します。

 

耳鳴りが起きると耳の奥でキーン、ジーと嫌な音が響き続け日常生活に影響を及ぼします。

 

例えば何かをやっている最中に耳鳴りが起きて集中力が切れたり、夜に眠れなくなるほど不快感が酷くなってしまうといった現象です。

 

ですが耳鳴りは体の異常を伝える警告音でもあるのです。耳鳴りが起きるのか?というのはこう考えられています。

 

耳の奥の内耳にリンパ液が詰まっており、その中の微粒子に分子がぶつかって動いているのですが、誰にでも起きる耳鳴りは、このリンパ液の揺らぎが原因と言われています。

 

さらに耳鳴りのある人全体の約30〜50%は難聴を伴っているケースが多く、自覚的に難聴が無くても特定の音域が聞こえない場合に耳鳴りが起きる事があります。

 

こういった耳鳴りが起きるとされている原因をまとめてみたので、ご参考にしてください。

 

精神的及び身体的ストレス

耳鳴りが起きる原因で有力視されているのがストレスです。

 

ストレスは内的なものと外的な物があり、様々な原因によって引き起こされます。

 

人体でストレスを受けて影響が起きる部位は、脳の中にある「中枢自律神経繊維網」と呼ばれる部位です。

 

この部位は別名で「不快ネットワーク」と言われており、神経が活発になる事で耳鳴りが酷くなっていき表面化します。

 

原因として考えられるのは、内的ストレス・外的ストレス・社会的ストレス・心理的ストレスの4つです。

 

ではどういった時にストレスが溜まるのかを一覧にしてまとめました。

 

内的ストレスの種類

原因

肉体的ストレス

病気、けが、持病、通勤、夜勤、早朝勤務など

環境的ストレス

騒音、暗さ、明るさ、ほこり、匂い、蛍光灯、パソコン、ゲームなど

物理的ストレス

暑さ、寒さ、強風、豪雨、雷、雪、紫外線など

化学的ストレス

食品添加物、お酒、たばこ、空気汚染、水の汚染、洗剤の化学物質など

生物学的ストレス

ウィルス、細菌、花粉など

 

外的ストレスの種類

原因

食事によるストレス

食べすぎ、小食、偏食、栄養不足、不規則な食事時間など

運動によるストレス

運動不足、高負荷の運動、激しい運動、悪い姿勢など

睡眠によるストレス

睡眠不足、寝すぎ、不規則な睡眠時間、夢など

生活によるストレス

夜更かし、不規則な生活など

その他に考えられるストレス

第二次性徴、月経、妊娠による身体的変化など

 

社会的ストレスの種類

原因

学校関係のストレス

入学、転校、クラス替え、成績不振、いじめなど

仕事関係のストレス

就職、昇進、左遷、転勤、単身赴任、転職、失業、ノルマなど

家庭関係のストレス

結婚、引越、離婚、育児、子供の反抗期や独立、別居、家計など

人間関係のストレス

家族、恋人、隣人、上司、部下、取引先、PTA、嫁姑など

 

心理的ストレスの種類

原因

身体関係のストレス

病気、けが、疲労、妊娠、出産など

喪失体験のストレス

愛する家族・友人・ペットとの離別・死別など

その他のストレス

家族や社会への怒り、失恋、将来の不安、恐怖、失敗、挫折など

 

以上の4つのストレスが耳鳴りを引き起こす原因と考えられるものとなります。

耳元で大きな音を聞く

耳元で大きな音を聞く事も耳鳴りの原因とされています。

 

日常で音楽を聴くときにヘッドホンを付けた状態で常に大音量で聞いている時に耳鳴りが出やすくなります。

 

大きな音を聞いた後に一時的に耳が聞こえにくくなる状態になるのですが、これを繰り返していると耳鳴りが起きはじめて不快音が続くようになります。

 

特に大きな音がする場所ですと耳鳴りになり易いので注意が必要です。例えばジャラジャラと音が響き大音量で音楽を流すパチンコ店や機械の騒音が響く工場内などです。

 

大きな音で耳鳴りが発生する原因ですが、内耳にある蝸牛と呼ばれるカタツムリのような形をした器官の感覚細胞が、大きな音や衝撃によって損傷を受けたことで起こります。

 

この症状が出た際は出来るだけ早く治療を行うのが望ましく、早期であれば回復の見込みがあるのですが、そのままにしておくと耳鳴りが慢性化する恐れがあるのです。

 

もし大きな音を聞いた後に耳鳴りが起きた場合は耳鼻科で診察を受けるようにしてください。

耳垢および水や異物の混入

耳鳴りの原因として異物の混入が考えられます。

 

一番考えられるのが耳垢ですが、日常の耳掃除で溜まるのを予防すると良いでしょう。

 

耳垢が多く溜まっている人は耳鳴りが起きやすくなっていますが、耳垢を取り除けば症状はすぐに消えるので心配はいりません。

 

また異物混入ですが、夏の時期に海やプールで泳いだ際に耳の中に水が入った時に「ブン」という音がする事があります。

 

他にも小さな虫が耳の中に進入した場合、モゾモゾと動き回るので耳鳴りのような不快音がします。

 

こういった場合は耳鼻科に行って耳の中を綺麗にしてもらえば殆どが解決しますので、耳鳴りの中でも一番回復しやすい原因と言えます。

 

他の原因の様に慢性化する事ではないので割と安心できます。

他の病気で使う薬の副作用

耳鳴りは他の病気で使う薬の副作用でも起きます。

 

例えば、結核の治療薬である抗菌薬をはじめ解熱剤や鎮痛薬、さらには抗うつ剤、糖尿病やリウマチの治療薬、利尿薬などの薬です。

 

そして副作用によって内耳に影響を与え、耳鳴りを引き起こすものが数多くあるのです。

 

もしも他の病気の治療で薬を使用する場合には副作用で耳鳴りが起きないかどうか医師に相談してください。

 

以下は副作用で耳鳴りが起きた事例が報告された薬になります。

 

  • 抗生物質…ストレプトマイシン、カナマイシン、フラジオマイシン、ゲンタマイシンなど
  • 利尿剤…フロセミド、エタクリン酸など
  • 鎮痛剤…アスピリン、フェンタニルなど
  • 抗癌剤…シスプラチン、ナイトロジェンマスタードなど
  • 抗結核剤…シスプラチンやナイトロジェンマスタードなど
  • 精神安定剤…ソラナックス

耳鳴りを引き起こす病気

耳鳴りは他の病気の症状として起きる事があります。

 

そこで耳鳴りが伴う病名を纏めました。

 

  • 突発性難聴
  • メニエール病
  • 中耳炎
  • 外耳炎
  • 脳腫瘍
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 貧血
  • うつ病
  • 不安神経症
  • 自律神経失調症
  • 更年期障害
  • 動脈硬化
  • 高血圧

 

実は耳鳴りが起きる明確な原因と言うのは今の科学でも解明されていないのです。

 

耳鳴りが起きていると考えられる現象は最初に述べたとおりですが、体の異常を伝える信号というのは間違いありません。

 

上記の病状にかかった時に耳鳴りが起きる事があるので、耳鳴りがする場合は病院で医師に相談して検査を必ず受けるようにしてください。

 

ただの耳鳴りだと思っていたら、実は他の病状だったという事も十分に考えられます。

 

また検査を行う事で早期発見できますので、そこで処置を行って回復して行けば耳鳴りがなくなる可能性もあるのです。

 

耳鳴りが続く場合は必ず病院に行って診察を受けてください。