アブミ骨によって起こる耳鳴りの理由

アブミ骨から耳鳴りが起きる理由は?

 

耳鳴りが起きる原因の1つにアブミ骨の異常があります。

 

アブミ骨は内耳にある耳小骨の1つであり、馬具で足を載せる鐙(あぶみ)の形に居ている事から呼ばれています。

 

そしてアブミ骨が固着する事(耳硬化症)で耳鳴りが起こってしまうのです。

 

今回はアブミ骨の異常で起こる耳硬化症の耳鳴りについて解説します。

 

 

耳硬化症はアブミ骨が硬くなる病気

耳硬化症はアブミ骨が柔軟性を失う症状

 

耳硬化症は伝音難聴に関する疾患であり、耳鳴りも症状として起こります。

 

そして難聴を診てもらうために病院で検査を行った結果、耳硬化症と診断されるケースがほとんどです。

 

耳硬化症で起こる難聴は片側よりも両方で進行するケースが多く、難聴が進行すると日常生活に支障をきたす状態となってしまいます。

 

家族との会話ができなくなる事でコミュニケーションが取れなくなるのです。そして鬱になるといったケースも実際に起こります。

 

ですが耳硬化症は手術による改善が可能であり、アブミ骨を取り出して新しい人工アブミ骨と入れ替える、もしくはアブミ骨底板を再び動くようにするアブミ骨可動術で改善できます」。

 

また、術後はめまいが起こる事もあるので手術前を含めて1週間ほど入院して経過を観察した後に退院となる流れです。

 

さらに発症しやすい傾向として、男性よりも女性が圧倒的に多く、特に思春期に発症しやすい特徴があります。

 

しかし、明確な原因は未だに解明されておらず、何らかの原因によってアブミ骨が硬くなってしまう事で耳硬化症が起こる事だけしか判明していません。

 

他の難聴や耳鳴りと違い、手術による改善が可能な症状ですので、難聴が起きた時はすぐに病院で検査をしてもらってください。

 

耳硬化症は自覚症状が他の難聴と似ているので、詳しく検査しないと分からない症状です。

 

アブミ骨が柔軟性を失い、硬化してしまう事で耳鳴りが起こるという事を知っておいてください。

 

アブミ骨が硬化して耳鳴りが起きる理由

耳硬化症で耳鳴りが起きる原因は以下となります。

 

アブミ骨筋は内耳のアブミ骨に張り付いている筋肉で、鼓膜から伝わった振動を増幅・抑制といった調節する働きを持っています。

 

もし耳に大きな音が入っていた場合、アブミ骨筋が収縮して伝わる音の量を適度に調整しているからです。

 

街の中を歩いていると、色んな大きい音(車・バイクの排気音など)が聞こえてきます。こういった音をアブミ骨筋が調整しています。

 

ですが、アブミ骨が硬化して本来の働きが出来ない状態になると、外部から入ってくる騒音の制御が困難になり難聴や耳鳴りを引き起こす可能性が高まります。

 

アブミ骨が硬化すると隣にある前庭窓と呼ばれる部分が修復をしようとします。

 

そこで骨に近い組織を作りだしてアブミ骨の動きが制限されてしまい、外部から入ってきた音量の調節が効かなくなり難聴や耳鳴りが起こります。

 

耳硬化症で起こる難聴や耳鳴りの予防の為にもアブミ骨筋を常に柔軟に保っておく必要があります。

 

耳硬化症の予防はアブミ骨筋を鍛える事

耳硬化症を予防するにはアブミ骨筋を鍛えるのが良い

 

アブミ骨筋は柔軟性を保つために鍛える事ができます。

 

耳硬化症の予防に欠かせないトレーニングは「耳栓ウォーキング」という方法がおすすめです。

 

普段は自分の足音が耳の中で響くという事はありませんが、指先で両耳の穴を塞いだ時は足音が聞こえるようになります。

 

この時のアブミ骨筋の動きは足音を遮断しようとして足音に合わせて収縮します。

 

アブミ骨筋が繰り返し収縮を行う事でアブミ骨筋の柔軟性を保つトレーニングになるのです。

 

そこで耳栓を装着した状態で歩いてみると、今まで意識していなかった自分の足音が骨を通じて聞こえてくるようになります。

 

アブミ骨筋を鍛えるためにウォーキングの際には、耳栓として綿を丸めた物を使用するのが一番安全に行えます。

 

本来であれば耳栓は専用の物を使用するのが一番良いのですが、ウォーキング中に車や自転車といった外部の接近音が聞こえにくくなり、接触事故の危険性があります。

 

また耳栓として入れた綿を奥まで入れると音を遮断してしまうので、軽く入れる程度にしておく事で耳の痛みを感じずに接近音も聞こえるようになります。

 

軽く入れている状態でも足音は聞こえてくるので大丈夫ですが、ウォーキングをするなら車や自転車の来ない安全な公園といった場所で行うようにしてください。

 

ウォーキングは耳鳴りや難聴の予防・改善といった健康維持に有効な方法であるので、耳硬化症の予防に習慣づけていきましょう。